新潟市にある歯医者【竹内歯科クリニック】です。突然ですが、歯医者で歯周病治療をしませんか?歯周病は誰でもなる病気ですが、特に喫煙者や妊娠している人、糖尿病がある人、そしてインプラント治療をした人はなりやすいといわれています。大人だけでなく子供でもなることがあるのが歯周病です。よく聞く病名ですが、そもそもどのような症状なのでしょうか?また、どのような人がなりやすいのか、詳しく解説します。

◇歯周病とは
歯周病は、歯と歯茎の境目の隙間に細菌が入り込みネバネバしたプラークを作り出すことで歯の周りの歯肉が炎症します。プラークが歯石となると、歯周病の原因菌が生息しやすくなってしまいます。そうするとさらに症状が進行し、内側から歯肉炎を起こし続ける慢性状態になってしまうのです。
◇歯周病の症状
歯周病になると、歯茎が腫れてブラッシングなどのわずかな刺激で出血しやすくなりますが、あまり痛みは感じません。起床後に口の中がネバネバしたり、口臭が気になるようになったりするのも歯周病の症状です。さらに歯周病が進んでいくと、歯茎が徐々に退行して歯が長く見えるようになります。こうして、土台がやせてしまった歯はぐらつくようになり自然に歯が抜けてしまうこともあるのです。
◇歯周病になりやすい人の特徴
・喫煙習慣がある
タバコから排出される煙などが口腔内に入ると、粘膜から吸収されて末梢血管を収縮させます。歯茎の血管も収縮してしまうので血液循環が悪くなり、免疫力が低下して細菌への抵抗力も減ってしまうのです。実際に喫煙者は非喫煙者に比べると歯周病になりやすいことは、統計上でも明らかになっています。
・妊娠している
妊娠中はホルモンが大きく変化する影響で、唾液の成分や分泌状況も変わります。さらに妊娠初期には吐き気が起こりやすくなる「つわり」の状態になるため、歯磨きができなくなる人もいます。妊娠後期になると歯科治療で仰向けになるのが辛くなることや育児が始まると時間がとれなくなることが、治療を放置してしまう原因です。
・糖尿病がある
糖尿病と歯周病は一見関係ないように思われますが、歯周病が悪化すると血糖コントロールも悪くなるということが報告されています。糖尿病は血管が炎症した状態になる動脈硬化を引き起こしますが、歯周病も歯茎が炎症している状態なので、身体は同じ現象と捉えているのです。
・インプラントを入れている
顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラント治療を行うとしっかりとした歯を手に入れることができますが、インプラントの周囲が歯周病になりやすいです。インプラントは身体にとっては異物であるため、炎症を起こしやすく細菌感染の原因になります。インプラントの周囲の炎症は、「インプラント周囲炎」という名称があるほどよく起こることです。歯やお口の清掃といった毎日のお手入れの他に、定期的に歯科でメンテナンスを行うことが必要になります。
◇おうちで行う子供の歯周病予防
子どもの歯周病(歯肉炎や歯周炎)を予防するためには、適切なお口の衛生習慣を身につけることが非常に重要です。以下は子どもの歯周病予防のための方法です
・正しい歯磨きの習慣
子供に適した歯ブラシを使って、朝と寝る前に歯を磨く習慣をつけましょう。
歯ブラシの毛先は柔らかいものを選び、歯茎に優しく磨きます。
歯磨き粉はフッ素入りのものを使用し、フッ素が歯を強化するのに役立ちます。
歯ブラシの交換は3ヶ月ごとがおすすめです。
・正しい歯間清掃
歯間ブラシや糸ようじを使って歯間を清掃し、食物のかすやプラークを取り除きます。
歯間清掃は毎日行うことが重要です。
・バランスの取れた食事
砂糖や甘い飲料の摂取を制限し、栄養バランスの取れた食事を提供します。
健康的な食事は歯の健康にも良い影響を与えます。
・定期的な歯科検診
歯科医による定期的な検診を受けることが大切です。歯科医は歯周病の初期兆候を見つけ出し、適切な処置をすることができます。
・フッ素処置
歯科医がフッ素処置をすることで、歯の強度を向上させ、歯周病のリスクを低減できます。
・お口の衛生教育
子供にお口の衛生の重要性を教え、楽しい方法で歯磨きを行ってみましょう。
良い習慣は保護者の方がモデルとなって示すことが重要です。
・うがい
歯磨き後に水または無糖のうがい薬を使って口をすすぐことで、プラークや食物のかすを除去します。
子どもの歯周病の予防には、日常の習慣と歯科医のサポートが必要です。保護者の方が子供に健康なお口の衛生習慣を教え、歯科医の指導を受けることが、将来の歯の健康を維持するのに役立ちます。
◇まとめ
歯周病は、細菌がプラークを作り出し炎症を進行させて、さらに歯石となって歯周病の原因菌が生息しやすくなるという悪循環を生みだします。最終的には歯が抜けてしまうこともあるのです。歯茎が腫れたり出血しやすくなったりなど歯周病の初期症状が見られる場合は、早めに受診した方がよいでしょう。
歯周病は誰でもなる病気ですが、特に喫煙習慣がある人や妊娠している人、糖尿病がある人、そしてインプラント治療をした人は、お口の中の環境が悪くなりやすいです。様々な要件が合わさって、歯周病にいたるということもあるわけです。
歯周病の定期健診と治療なら、お口全体を総合的にケアする新潟市にある歯医者【竹内歯科クリニック】にご相談ください。丁寧なカウンセリングを行い、患者さまに寄り添った治療を心がけています。