小児歯科

ビムラーなどお口につける装置とは?小児矯正の方法とタイミング

新潟市にある歯医者【竹内歯科クリニック】です。小児矯正は見た目だけでなくかみ合わせや顎を整えるのにも有効です。矯正方法は複数ありますが中でもビムラーはメリットが多い方法です。子どもの歯科矯正は永久歯が生えそろう前に始める方が多いです。小児矯正にはメリットも多いので、今回のコラムでは、ビムラー矯正装置についてや小児矯正のタイミング、種類について確認しておきましょう。

ビムラー矯正の写真

◇小児矯正の方法とタイミング?

・始めるタイミングは9歳前後

乳歯が抜け永久歯が生え始めると「もしかして歯並びが悪いかも」と心配される保護者様が増える頃です。
乳歯と永久歯では大きさが異なり、乳歯と永久歯が入り混じっているタイミングだと歯の大きさが不ぞろいです。永久歯のほうが大きいため、隙間なく乳歯が生えている場合は、永久歯がきれいにそろうスペースが充分ではなく、歯並びが乱れてしまうことも少なくありません。そのままにしていても歯並びは整うものではなく、生え変わりが進むことでさらに歯並びが悪くなる危険があります。
一般的に前歯の生え変わりは7~9歳頃に起こります。その頃の前歯は隙間のある状態で生えてくることが多く、その後犬歯が生えることでその隙間はなくなります。この段階で隙間が残っている、ねじれて生えてきているなどの場合は歯科医院にご相談ください。

◇小児矯正の装置について

小児矯正の装置には以下のものがあります。

・ビムラー

取り外しが可能なビムラーとよばれる装置を、就寝時と昼間の数時間のみ装着します。6歳臼歯や顎を理想の位置に動かすことができ、かむ力もアップする優れた矯正方法です。

・拡大床

スペースを広げることで抜糸せずに歯並びを整える方法です。歯が生え変わる時期に適した方法であり、主に子どもの矯正で使用されます。取り外しが可能ですが、1日あたり12時間以上装着することが基本となります。

・ムーシールド

受け口(反対咬合)を改善するためのマウスピースで3歳から使用可能です。就寝時に取り付けることで舌や口の筋肉を整え、反対咬合を改善します。
かみ合わせが逆のままでは下顎が過成長しやすい状態となってしまうため、受け口が気になる場合は早めのスタートをおすすめします。

・ジャンピングプレート

前歯が出ている、かみ合わせが深い場合などに使用される装置で、取り外しが可能です。
ジャンピングプレートを上顎に装着すると1番奥にある歯がかみ合わなくなるため奥歯が自然と伸びるようになり、やがてかみ合わせが整います。

◇ビムラー矯正のメリット

ビムラー矯正は顎の成長を正しく導く、小児矯正におすすめの方法です。
・装着は主に就寝時のみで学校につけていく必要がない
・取り外しが可能で食事や歯ブラシも簡単
・一般的な固定装置よりも安価
・抜歯の必要がない
・顎がよい歯並びの維持に適した状態で成長するため、矯正後の後戻りが少ない
・一般的な固定装置と比べ痛みが少ない など

◇ビムラー矯正を開始するタイミング

ビムラー矯正は、一人ひとりの成長に合わせたタイミングで開始できないと、思うような効果が得られない場合もあります。また、取り外しが可能だからといって装着時間が短いと、治療期間が長くなるだけでなく充分な結果が得られなくなります。
取り外しが可能な矯正装置で小児矯正を行う場合は子どもになぜ装置の装着が必要なのかを説明し、子どもに任せきりにせず家族でしっかりサポートしましょう。

◇小児矯正はタイミングが大切!

歯並びを整えることは大人になっても可能ですが、子どものうちに始めることで矯正時に永久歯を抜かない可能性が高くなり、顎の成長を整えることも可能です。また、歯に固定する矯正装置を使わない方法も選べます。特にビムラー矯正なら歯並びはもちろん、かむ力をアップさせることができます。
小児矯正を始めるタイミングは前歯と犬歯が生えそろう9歳頃からが一般的ですが、受け口が気になる場合は舌の動きや位置が問題になることが多いため、3歳以降、できるだけ早い時期に歯科医に相談することをおすすめします。

◇まとめ

小児矯正は効果が出やすく短期間で終了できる場合も多いですが、成長過程に合わせた適切な方法を選ぶ必要があります。間違った方法では思うような効果は得られないため、様々な方法を熟知する歯科医に相談してみてください。
新潟市にある歯医者【竹内歯科クリニック】は新潟市で20年以上治療を続けており、総合的な歯科医療サービスを提供しております。お子様の矯正歯科治療(ビムラー)についてもお気軽にご相談ください。

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