永久歯列が揃った中学生以降・成人の方は、大人の矯正治療になります。
歯に矯正力をかけて動かし、歯並びを整えます。
矯正治療は若いうちにやるものだというイメージを持っている方が居るかもしれませんが、実は大人になってからでも遅くはありません。40代以降から矯正治療を始める方も居ます。
矯正治療の効果は年齢に依存するものではありません。歯や周囲の組織の健康状態が重要です。矯正治療をご希望の方は、何歳からでもご相談いただけます。
矯正治療を行うことで、見た目が改善されるだけでなく、正しい噛み合わせを手に入れて、健康的なお口と身体を手に入れることができます。
矯正治療は、何歳からでも始めることができる治療ですが、まだ若い学生のうちに矯正治療をすることは、多くのメリットがあります。
歯並びが悪いと、口元の見た目をコンプレックスに感じることがあります。
特に多感な学生時代は、人前で自信を持てないなど精神的な影響も感じやすいです。
矯正治療で歯並びを整え、コンプレックスを早めに解消することで、自然に笑うことができ、思い切り学生生活を楽しむことができるでしょう。
歯並びが整うと、歯垢(プラーク)が溜まりにくく、清掃もしやすくなります。
虫歯や歯周病の予防につながりますので、将来の歯の健康を保ちやすくなります。
学生の早い段階で矯正治療を始めると、成人式を整った歯並びで迎えられる可能性が高いです。成人式という晴れの日を、自信を持って迎えられるだけでなく、成人後の人生に大きな影響を与えます。
成人後は、就職活動や仕事での対人関係において、整った歯並びで良い印象を与えることができるでしょう。
成人後から矯正治療を始めた場合でも、健康面や精神面で大きなメリットがあります。
矯正治療で整った歯並びを手に入れることで、長年のコンプレックスが解消されます。
笑顔に自信を持つことができ、人間関係や仕事において、プラスの影響が出るでしょう。自己肯定感の向上にもつながり、その後の人生がより豊かなものになります。
歯並びが整うと、歯垢(プラーク)が溜まりにくく、清掃もしやすくなります。
虫歯や歯周病の原因となる細菌を効果的に除去することができます。
歯は死ぬまで使うものです。今後の人生で、お口の健康を維持しやすくなります。
歯並び・噛み合わせが整うと、首や肩など周囲の筋肉のバランスが整い、全身のバランスも整います。
噛み合わせを整えることで、頭痛や肩こりが改善されたという方も多くいらっしゃいます。
矯正治療は、全身の健康維持にも影響します。
大人の矯正治療は、「ワイヤー矯正」「インビザライン」の2種類があります。
ワイヤー矯正は、昔からある実績のある矯正方法です。
歯にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通して力をかけ、歯を動かしていきます。装置は固定式です。歯科医師が装置の調整を行うので、複雑な歯の動きにも対応することができます。対応できる症例が多いのがメリットです。
装置を歯の表側に装着する場合、装置が目立ってしまうのが難点ですが、近年は矯正治療をする人口も増えており、治療中の見た目をあまり気にしない方も多いです。
マウスピース矯正の一つです。
透明なマウスピース型の装置を装着し、一定期間ごとにマウスピースを交換していくことで、歯を動かしていく方法です。
インビザラインは、マウスピース矯正の中でシェアが最も多く、多くの症例データを元に歯の動きをシミュレーションし、治療計画を立てることができます。インビザラインGOは、気になる前歯の歯並びを、ピンポイントで短期間で治療することが可能です。
装置が透明で目立たないので、治療中の見た目を理由に矯正治療を躊躇していた方や、人前に出る仕事をしている方などに、年齢問わず人気の矯正方法です。
装置は取り外し可能で、食事の時や歯磨きの時には外すことができます。
ワイヤー矯正と比較して、適応できる症例が少ないですが、目立たない装置で取り組みやすい方法です。
矯正治療では、歯が並ぶスペースが足りない場合に、抜歯をすることがあります。
しかし、健康な歯を抜くことに抵抗がある方も多いでしょう。症例によっては、抜歯をしなくても問題なく治療ができることも多いです。当院では、できるだけ歯を抜かない非抜歯矯正をすすめます。
抜歯を伴う矯正は、治療期間が長くなったり、状態が悪くなったりすることもあるので、適切な診断が重要です。
非抜歯で治療ができる歯並びであれば、歯を抜かずに治療をすすめていきます。
様々な歯並びの矯正に対応しています。
らんぐい歯とも言われ、歯並びに凸凹や重なりがある状態です。
八重歯も叢生の一種です。見た目が気になる方が多く、汚れも溜まりやすいです。
出っ歯とも言われる歯並びで、前歯が前方に出ていたり、傾いたりしている状態です。
コンプレックスに感じる方も多い歯並びです。
唇がうまく閉じないことも多く、口の中が乾燥しやすく、虫歯や歯周病のリスクも高いです。
受け口とも言われる歯並びで、上の前歯よりも下の前歯の方が前に出ている状態です。
顎がしゃくれているようになり、コンプレックスに感じる方も多いです。
発音が不明瞭になることもあります。
すきっ歯とも言われ、歯と歯の間に隙間が空いている状態です。前歯に隙間ができていると、見た目が気になることが多いです。
歯の隙間から空気が漏れて、発音が不明瞭になることもあります。